公益社団法人 日本水環境学会
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MS技術研究委員会

平成19年度活動報告

1. 研究委員会名
MS技術研究委員会
2. 会員数
200名
3. 主な活動内容
環境中の微量化学物質の分析方法としてはGC/MSが最も広く用いられてきたが,化学物質排出移動量届出制度(PRTR)の確立,欧州連合(EU)のRoHS指令等により,様々な化学物質を精度良くモニタリングする必要性が増加している。特に最近では,PFOS/PFOA等のパーフルオロ化合物(PFCs)や医薬品および日用品等に由来する化学物質(PPCPs)による水環境汚染が問題視されるなど,これら難揮発性物質の分析では従来のGC/MSに加えてLC/MSが必須の装置となり,MS/MS測定やTOF-MSが急速に普及している。このように,本研究委員会は微量分析技術の中核である質量分析(MS)技術を環境微量分析へ活用し,普及させることを目的とする。
本研究委員会では,前身のGC/MS技術研究委員会の発足(1984年)以来,情報共有の重要性を重視し,平成10年12月から専用ホームページを開設し,各種情報の提供を開始した。また,電子シンポジウム(e-シンポ)を随時開催し,その講演内容をホームページ上で公開している。
4. 今後の予定
平成20年9月開催予定のシンポジウムでは「環境微量分析におけるMS分析技術の課題と将来」のテーマで,口頭6題,ポスター20題の発表を予定している。また,最新の課題についてe-シンポやメーリングリストによる情報交換を継続する。
ホームページ:http://ee-net.ne.jp/ms/
メーリングリスト入会:http://ee-net.ne.jp/mailman/listinfo/ms-l_ee-net.ne.jp/
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