公益社団法人 日本水環境学会
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生物膜法研究委員会

平成20年度活動報告

1. 研究委員会名
生物膜法研究委員会
2. 会員数
160名
3. 主な活動内容
本研究委員会においては,生物膜法を広義の意味としてとらえ,多様な観点から環境再生・保全への貢献を目途として運営している。すなわち,公共用水域としての閉鎖性の内海・内湾・湖沼と同時に,河川等に流入する負荷源としての生活系,産業系等に由来する高濃度排水,生ゴミディスポーザ排水,低濃度汚濁水を処理対象とし,生物ろ過,包括固定化等の生物膜方式による負荷削減の高度・効率化を目指したミニマムエネルギー・メンテナンス型の技術開発とその効果の普及に向けて推進している。さらに,環境省,国土交通省,農林水産省をはじめとする窒素,リンの負荷削減対策における効果的処理技術への生物膜法を活用したバイオエンジニアリングとしての水処理工学と,エコエンジニアリングとしての微生物膜等の機能する生態工学のハイブリッド化活用に向けた情報交換および技術交流を国内のみならず国際的に行っている。平成20年9月18日に開催した「環境再生のための分散型処理システムの意義とこれからの展望」と題するシンポジウムでは活発な意見交換がなされ,大きな成果が得られた。
4. 今後の予定
平成21年9月14日には,「低炭素社会型対応汚水・バイオマスの処理技術の高度・効率化」と題するシンポジウムを開催する。
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