公益社団法人 日本水環境学会
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ポピュレーションダイナミクス研究委員会

平成19年度活動報告

1. 研究委員会名
ポピュレーションダイナミクス研究委員会
2. 会員数
59名
3. 主な活動内容
本研究委員会は水環境中あるいは生物学的水処理プロセス中の微生物動態に焦点を当て,水環境の保全に役立てるための基礎・応用の研究活動を行っている。
特に,微生物群集構造解析を微生物の分離・培養によらずに行う新しい手法の紹介・導入に努め,微生物動態が徐々ではあるが明らかになっている。
最近,排水処理においてアンモニアを亜硝酸に酸化させた後,Anammox反応により窒素除去するプロセス,あるいは一槽で同時反応させる方法が厚く研究され,プロセス内の微生物群集解析も行われている。
そこで昨年度の日本水環境学会シンポジウムでは,進化する窒素除去プロセスに焦点を当て討議した。
4. 今後の予定
廃水を単に処理するだけでなく,資源として位置づけて廃水からエネルギーを回収することが求められている。
今,廃水からメタンとして回収するのではなく,電気を取り出す研究が注目されている。
そこで平成20年度のシンポジウムでは,「微生物燃料電池―廃水からの電気エネルギー回収―」と題して,微生物群集解析の果たす役割について討議する予定である。
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