公益社団法人 日本水環境学会

本会・他学会水環境関連行事

■第13回 日本水環境学会シンポジウム 参加申し込み案内
■水環境講演会・見学会の案内、参加申し込み (詳細) (ポスター)

第13回日本水環境学会シンポジウムを下記の要領で開催いたします。各研究委員会主導のプログラムで実施されます。本部企画,およびシンポジウム実行委員会・関西支部共同企画,さらに,4年目を迎える大学院博士後期課程レベルの研究奨励を目的とした若手研究紹介(オルガノ)セッション,また昨年に引き続き年間優秀論文賞(メタウォーター賞)の受賞者講演など,多彩な企画が用意されています。非会員の方も参加できますので,大勢の方のご参加を期待しております。

1. 概要
主催
社団法人 日本水環境学会
共催
京都大学大学院地球環境学堂,京都大学大学院工学研究科
期日
2010年9月8日(水)~ 9日(木)
会場
京都大学吉田キャンパス(京都市左京区吉田本町)
交通
○JR 京都駅から
JR 各線京都駅より市バス206系統で京大正門前 下車(約30分)
○京都市営地下鉄
烏丸線今出川駅より市バス201 系統で京大正門前下車(10分),or 東西線東山駅より市バス201系統で京大正門前下車(10分)
○京阪電車
京阪鴨東線出町柳駅より徒歩15分,大阪淀屋橋から出町柳まで特急で約53分
(地図などはhttp://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/map6r_y.htmを参照ください。)
2. 内容
シンポジウム題目と主催研究委員会名は,下記の通りです。
8日(水)午前(9:00 ~12:30)
  • 「MS技術を駆使した環境微量分析」(MS技術研究委員会)
  • 「イムノクロマトグラフィの水環境評価への適用」(バイオアッセイによる安全性評価研究委員会)
  • 「ノンポイント汚染対策の現状とその展望」(ノンポイント汚染研究委員会)
  • 「高解像度化する微生物生態解析― 使いこなせ,次世 代技術―」(ポピュレーションダイナミクス研究委員会)
  • 「若手研究紹介」(オルガノセッション)
8日(水)午後(13:30 ~17:00)
  • 「水環境中の汚染化学物質分析評価の今後について」(シンポジウム実行委員会・関西支部共同企画)
  • 「健全な水環境と水循環の創造のための膜技術の展開」(膜を利用した水処理技術研究委員会)
  • 「衛生学的水質管理の経緯と最新の動向」(水中の健康関連微生物研究委員会)
  • 「嫌気性微生物活用の研究動向とその展開」(嫌気性微生物処理研究委員会)
  • 「小規模環境インフラ維持の課題と将来」(身近な生活環境研究委員会)
  • 「若手研究紹介」(オルガノセッション)
9日(木)午前(9:00 ~12:30)
  • 「琵琶・湖淀川流域再生の最前線」(本部・湿地・沿岸域共同企画)
  • 「UV技術の新たな展開」(紫外線を利用した水処理技術研究委員会)
  • 「水環境教育から見た水辺の環境意識と価値評価」(水環境教育(WEE21)研究委員会)
9日(木)午後(13:30 ~17:00)
  • 「生活関連化学物質による環境汚染:分析技術と環境モニタリング」(水環境と洗剤研究委員会)
  • 「生物膜法を応用した特定生物優占化等高度処理システム技術」(生物膜法研究委員会)
  • 「多様な視点からの水環境診断~水辺のすこやかさ指標を中心に~」(水環境の総合指標研究委員会)
  • 「土壌地下水汚染の原位置浄化技術」(土壌地下水汚染研究委員会)
  • 「新規水処理システムの動向」(産業排水の処理・回収技術研究委員会)
  • 「アジア・アフリカとの協働による環境リーダー育成のための国際拠点形成事業」(京都大学企画)
懇親会
9月8日(水)17:45~19:15
京都大学 カフェレストランカンフォーラ
見学会
「見て聞いて学ぶ琵琶湖の保全・再生の今」をテーマに本部と湿地・沿岸域研究委員会と合同で,琵琶湖の自然再生などに関する見学会を実施いたします。琵琶湖に移動し,船から自然再生現場を見学できるよう手配させていただく予定です。詳細は次号以降に紹介させていただきます。ふるってご参加くださいますようお願い申し上げます。
期日
9月9日(木)午後
集合場所
シンポジウム会場
参加費
2000円(予約),2500円(当日)
問い合わせ先
京都大学 田中周平(湿地・沿岸域研究委員会)
〒606-8501 京都市左京区吉田本町
Tel:075-753-5171 Fax:075-753-5171
E-mail:t-shuhei@eden.env.kyoto-u.ac.jp(メール送付の際には@を半角としてください)
3. 参加申し込み案内
会場準備の都合上,なるべく予約申し込みをしてください。すでに研究発表を申し込まれた方も,改めて参加申し込みが必要です。なお,学生会員とは,学会に本年度の学生会員として登録を済ませた方の意味です。
(1)シンポジウム参加費および懇親会参加費
シンポジウム参加費 予約申込 当日申込
本 会 会 員
5,000円 6,000円
学 生 会 員
3,000円 4,000円
非 会 員
8,000円 10,000円
学生非会員
4,000円 5,000円
懇 親 会 費 3,000円 4,000円
(2)予約申込方法
下記要領により,インターネットを利用して申し込み,期日までに参加費を振込んでください。
6月30 日(水)よりHPから予約申し込みが可能です。
(3)予約申込期限
申し込みの締め切りは,8月11日(水)24:00です。それ以降は当日申込扱いとなります。
(4)予約申込時の参加費振込
参加費を8月13 日(金)までに指定口座に振り込んでください。
振込人の名義は,申込シートの振込人名義欄と同じにしてください。名義が異なりますと,お振込みが確認できません。
お振込期日(8/13)までにご入金が確認できない場合は,予約申込みがキャンセルされますのでご注意ください。
振込先銀行:三菱東京UFJ 銀行市ヶ谷支店 普通預金
口座番号:4948527 名義:㈳日本水環境学会年会口
郵便振替※:00180-5-564127 加入者名:(社)日本水環境学会
※ 通信欄に,会員種別とシンポジウム参加費か懇親会参加費かなど,振込内容を必ず明記してください。
(5)参加証/講演集引換券の送付
ご入金を確認後メールにてお知らせします。また,そのメールが参加証/講演集引換券となりますので,それを印刷してご持参ください。なお,複数名で一括申込みされた場合は,お手数ですが参加者は各自で印刷したものをご持参願います。
4. 水環境講演会・見学会 案内・見学会参加申し込みについて
日時
2010年9月9日 9:00-12:20(講演会・無料) 12:30-17:00(見学会・有料)
講演会・見学会の主旨
今日、人類の発展における「持続可能性」を考える上で、地球上の各地域で多様な生物とその背景に存在する「生態系」が構成されていること、そして人類は生態系から提供される多種多様な公益的機能および資源を利用していること等が再評価されています。日本最大の湖である琵琶湖は、現在の湖が成立してから40 数万年、古琵琶湖を含めると約400 万年の歴史を有する古代湖であり、多様な生態系を育んできました。琵琶湖では、富栄養化の指標とされる透明度やクロロフィル量は北湖・南湖とも長期的に減少しており、湖の富栄養化はほぼストップしたと考えられています。これは、流域下水道の整備など、水質浄化への不断の努力が功を奏したといえます。一方で、2006 年に発行された滋賀県版レッドデータブックでは、琵琶湖固有種の62%、固有魚類では73%もの種が絶滅危惧種、絶滅危機増大種、希少種に指定される等、水質が改善されたにも関わらず、琵琶湖の生物多様性は危機的状況にあるといえます。本講演会では、下流域1,400万人の命を育む琵琶湖における生物多様性保全の現状をより深く学ぶとともに、管理者側における最先端の事業内容を紹介していただきます。また、滋賀県は2003 年に「環境こだわり農業推進条例」を立ち上げ、国も「環境保全型農業」確立のための対策の一つとして、2007 年から「農地・水・環境保全向上対策」事業を開始しています。生物多様性を育む場に対する人のかかわりを、環境こだわり農業と農薬の関係から、最新の研究事例を紹介していただきます。そして、水と人とが共生した里山での暮らしを、琵琶湖北湖の住民の代表の方にご講演いただくことで、水環境分野における生物多様性研究や自然再生事業の重要性を再確認できればと思います。
午後には、バス、船を利用して現場である琵琶湖に訪れ、自然再生現場を湖上から見学し、また、湧水を利用した里山の暮らしを、地域住民の皆様に紹介していただく見学会を予定しております。多数の皆様の積極的なご参加をこころよりお待ち申し上げます。
講演会の概要
9:00- 9:05 テーマ説明
9:05-10:05 生物多様性からみた琵琶湖・淀川水系
滋賀県・琵琶湖環境科学研究センター 西野麻知子 琵琶湖環境研究部門長
10:05-10:40 琵琶湖とたんぼを結ぶ取り組みについて~針江浜うおじまプロジェクト~
国土交通省 琵琶湖河川事務所 守安邦弘 所長
10:50-11:25 琵琶湖と農業と農薬~環境こだわり農業は琵琶湖への農薬流出を減らせるか~
滋賀県立大学環境科学部 須戸幹 教授
11:25-12:00 水のつながりは人のつながり~針江生水の郷委員会の取り組み~
針江生水の郷委員会 山川悟 会長
見学会の概要
12:30

京都大学発 →(バス)→ 13:15 大津港着

13:25

大津港発 →(船)→ 13:50 ヨシ群落再生現場 →(船)→ 15:15 今津港着
シップ・オブ・ザ・イヤー2008に選ばれた環境船 megumiによるクルーズです。約80kmの湖上の旅をお楽しみ下さい。

15:15

今津港発→(バス)→ 15:30針江

15:30 水辺里山ツアー(現地の住民の皆様によるガイド)
  新旭町は「自然と人がともに息づく町」として、きれいな水を中心に、人々が自然と共存しながら暮らすようすが見られます。とくに針江地区では、地下水が豊富に湧き出し、古くからある家には、川端(かばた)と呼ばれる水仕事専用の施設がのこされ、それを今も生活のために利用している家庭が数多くあります。
人々はこの自噴する清らかな水を飲料や炊事といった日常生活に利用しています。このシステムをこちらでは川端(かばた)と呼んでいます。魚たちとうまくつきあいながら、水を大切につかう工夫が昔から受け継がれてきました。川端の水は、各家庭で生活水として利用され、水路に入り、琵琶湖へと流れます。今回のツアーでは、実際にここに暮らす方のお話を伺いながら、散策する予定です。
17:00 JR新旭駅 解散(17:12発の新快速電車で、JR京都駅に17:57着(実費))
見学会
参加費2000円(予約)、2500円(当日)
※ 申し込みは、田中までE-mailかFaxで出来るだけ事前に申し込んでください。
京都大学地球環境学堂 田中周平
E-mail:t-shuhei@eden.env.kyoto-u.ac.jp(メール送付の際には@を半角としてください)
TEL・FAX:075-753-5171
5. ホテルと交通手段について
(1)宿泊施設の案内・斡旋など行いませんので,各自で手配願います。
(2)会場には駐車スペースがございませんので,車での来場はご遠慮ください。
6. その他
今回のシンポジウムでは託児所の設置を検討しております。そこで本シンポジウム参加に際し,託児所があれば利用したいとお考えになる方は,実行委員会の田中周平(京都大学〈t-shuhei@eden.env.kyoto-u.ac.jp ※メール送付の際には@を半角としてください〉)まで,「利用希望の人数と年齢」をお知らせいただければと思います。
7. 連絡・問い合わせ先
(社)日本水環境学会 シンポジウム係
〒135-0006 東京都江東区常盤2-9-7
グリーンプラザ深川常盤201号
Tel:03-3632-5351 Fax:03-3632-5352
E-mail:nenkai@jswe.or.jp(メール送付の際には@を半角としてください)
ホームページ:http://www.jswe.or.jp
第13回日本水環境学会シンポジウム実行委員会
田中周平 京都大学大学院地球環境学堂
〒606-8501 京都市左京区吉田本町
Tel:075-753-5171 Fax:075-753-5171
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