水環境学会中国四国支部ニュースレター
Vol.2(2), 2000年7月, 2ページ

このニュースレターは支部会員の皆さまに支部の動向をお伝えすることを目的として、不定期に発行します。
今回は、8-9月に開催される活動(新フォーラム発足、支部後援セミナー、支部協賛会議の開催)についてお知らせします。それぞれ、多数のご出席をお願いいたします。

岡山・瀬戸内フォーラムが発足します
 支部活動の一層の活性化を目指し、下記の通り、「岡山・瀬戸内フォーラム」結成総会ならびに第1回セミナーが開かれます。
1)趣旨説明:日本水環境学会中国・四国支部では、その地区が広大であるため日頃支部活動を密接に行うことにいささか困難をともなうこともあり、支部内で地域活動を推進する動きがありました。山口地区では、水環境フォーラム山口として、年2回の勉強会をもち、活発に活動されております。このたび、岡山から北へ2時間、南へ2時間の高速道路網を日帰り可能なひとつの地域として、ゆるやかな集まりの勉強会の可能性を探ることになりました。もちろんこの地域以外からのご参加も待望いたします。本年9月30日午前中に最初の会合をもち、可能な活動に関して意見交換と勉強会を持ちたいと考えております。また、第1回のセミナーを計画しています。
2)日時:2000年9月30日 10:00-12:00 
3)場所:岡山大学大学院自然科学研究科棟
(ホームページでご確認を!http://www.okayama-u.ac.jp/Location/location_j.html)
     JR岡山駅よりタクシー10分 岡山大学東門
     バス 17番妙善寺行き 「岡大東門」下車
4)プログラム:岡山・瀬戸内フォーラム結成の趣旨 岡山大学副学長 青山 勳
   第1回セミナー 岡山瀬戸内地区の水環境に関する話題提供 講演者数名に依頼中
5)参加:無料
6)詳細について:岡山大学環境理工学部 小野芳朗先生へ(ono@cc.okayama-u.ac.jp)。
  参加申し込みは、幹事長(岡村)までお願いします。

廃棄物学会中国・四国支部のセミナーを後援します
フォーラム結成の同日午後には、廃棄物学会中国・四国支部が結成される予定で、ひきつづきセミナーが予定されています。当支部としてこのセミナーを後援しますので、ご参加下さい(当支部会員には参加費の割り引きがあります)。
1)趣旨説明:焼却・埋立を中心とする我国の廃棄物処理は廃棄物の最終処分場の枯渇に直面しています。こうした状況下で、焼却灰をセメントとして再生利用するゼロエミッション計画が進行しています。いわゆるエコセメントに関しては、その原料が廃棄物であるだけに、利用・市場の拡大のためには安全性についての評価が不可欠となります。廃棄物学会ではこうした観点から再生品評価法の検討が進められておりますが、欧州においても欧州標準化委員会において統一企画が検討されています。今回のセミナーでは、エコセメントの開発に携わった太平洋セメントの尾花氏に開発の現状をうかがうとともに、廃棄物学会から国際的安全性評価の現状、ならびに重金属溶出の評価に関して最新情報を説明していただきます。 
2)日時:2000年9月30日 14:00から16:30
3)場所:岡山大学大学院自然科学研究科棟2階大会議室
4)プログラム:廃棄物処理と焼却灰の有効利用(岡山大学環境理工・田中 勝)
       エコセメントの現状について(太平洋セメント株・尾花 博)
       安全性評価としての溶出試験の国際的動向(京都大学環境保全センター・水谷 聡)
       溶融スラグとエコセメントの安全性(広島県保健環境センター・貴田晶子)
5)参加費:水環境学会正会員と廃棄物学会正会員は2,000円(非会員は5,000円)、学生は1,000円
6)主催:廃棄物学会中国・四国地区連絡会、廃棄物学会企画委員会
7)詳細、参加申し込み:岡山大学 環境理工学部 小野芳朗先生へ(ono@cc.okayama-u.ac.jp)。

瀬戸内海研究フォーラムを協賛します
 「21世紀 瀬戸内の創成に向けて」をメインテーマに、「平成12年度 瀬戸内海研究フォーラムin 岡山」が下記の通り開催されます(当支部会員には参加費の割り引きがあります)。
1)日時:2000年8月25日(金)13時-26日(土)16時
2)場所:倉敷公民館(岡山県倉敷市本町2-21)
3)講演内容:
 第1セッション:瀬戸内海の現状と今後の問題提言
  座長:青山 勳(岡山大)、三宅英吉(岡山県環保センター)
  発表:浅野能昭(環境庁)、清木 徹(広島県保健環境センター)、
     岡村秀雄(岡山大)、西田正憲(奈良県立商科大)
 第2セッション:瀬戸内海文化の継承と新たな文化の創造
  座長:間壁忠彦(倉敷考古館)、小森星児(神戸山手大学)
  発表:富岡直人(岡山理科大)、新納 泉(岡山大)、間壁忠彦(倉敷考古館)
 第3セッション:瀬戸内環境の保全・再生・創造
  座長:野上祐作(岡山理大)、村本茂樹(岡山大)
  発表:石友康雄(広島県)、岡山県水産試、門谷 茂(香川大)、
     長崎慶三(水産庁)、仲上健一(アジア太平洋大)
 第4セッション:21世紀瀬戸内研究の課題
  座長:柳 哲雄(九州大)
  発表:松田 治(広島大)、戸田常一(広島大)、上嶋英機(通産省中工研)
4)主催:瀬戸内海研究会議
5)ポスター発表も募集しています。参加費は瀬戸内海研究会議会員 3,000円、非会員5000円。
  ただし、水環境学会中四国支部会員は3,000円です。申し込み時に、その旨お伝えください。
  懇親会4,000円(男性)、3,000円(女性)。
6)問い合わせならびに参加申し込みは事務局(神戸市中央区脇浜海岸通り1-5-1、(社)瀬戸内海環境保全協会内、tel:078-241-7720, fax:078-241-7730)までお願いします。


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◎各地で開催される水環境に関わるシンポジウムや会議の開催を援助します。ご連絡下さい。
◎ニュースレターへの投稿や呼びかけ等の原稿をお待ちしています。
連絡先 岡村秀雄(幹事長)
岡山大学資源生物科学研究所 710-0046 倉敷市中央2-20-1
tel&fax: 086-434-1235, E-mail: hokamura@rib.okayama-u.ac.jp