第6回水ものがたり研究会報告 

主催:(社)日本水環境学会東北支部 「水ものがたり研究会」
日時:2007年3月10日(土) 9:30〜17:00、11日(日) 9:00-12:00
場所:東北大学工学部総合研究棟 11階セミナー室A&B (仙台市青葉区荒巻字青葉06)

今回の「水ものがたり」は、1日目に高校や大学で行われている授業の成果を生徒や学生に発表する機会を設け、社会で活躍している研究者や技術者との意見交換を行いました。発表件数は15題。次世代を担う若者の視点や発想に注目しながら、これからの水環境に関する調査研究や教育支援のあり方について活発な意見交換が行なわれました。
ポスターセッションは、高校生による15題の研究成果を発表しました。他校との意見交換や他校のポスター作成方法など、生徒・教諭の双方に得るものが多かったとの感想をいただきました。
1日目の夕方の開催された懇親会には、63名の参加をいただきました。自己紹介の行い方、生徒が作成した名刺交換など、コミュニケーションの行い方を実践していただきました。高校生にとっては初体験のものが多かったようです。 2日目は、東北大学での先端研究を紹介し、研究の着眼点、独創性、創造性などの話題提供を通して、次世代を担う若い世代に研究の楽しさを語らいました。
今村文彦教授による基調講演「津波研究の最先端と国際貢献」では、生徒・教諭から活発な質問があり、理系・文系の枠にとらわれない津波の先端研究成果に大きなの感銘を与えたようです。また、高校の先生より、後日、講演の打診もありました。 大学院生による研究紹介では、各自、高校生に理解し易いPP発表の工夫が見られました。また、生徒・教諭より多くの質問もあり、大学院生のPPのスライド作成、発表時の話し方、研究視点の設定などが非常に参考になったとの感想をいただきました。また、高校の先生方へのインパクトも強かったようです。
(東北大学 後藤光亀)  

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