※数字は号数-通巻頁数を示す。
■巻頭言
理科好き少年と理科好き老人 | 中島 淳 | 1-1 |
地燃料 | 迫田 章義 | 2-55 |
紫外線と安全な飲料水 | 平田 強 | 3-107 |
上下水道管路施設の更新計画 | 小泉 明 | 4-163 |
湖沼水質が良くなって何が変わったか:諏訪湖の実例の重要さ | 福島 武彦 | 5-221 |
山口での第43回日本水環境学会年会を終えて | 関根 雅彦 | 6-283 |
下水道と地球温暖化 | 津野 洋 | 7-335 |
水供給の国際協力と学会の役割 | 大垣 眞一郎 | 8-391 |
いま,そこにある危機 ―途上国の水環境の破綻と,Appropriate Technologyによる蘇生 |
原田 秀樹 | 9-465 |
膜分離技術がもたらした水再利用 | 長岡 裕 | 10-515 |
化学物質対策の変遷と今後の方向 | 早水 輝好 | 11-567 |
第12回日本水環境学会シンポジウムを終えて | 西村 哲治 | 12-615 |
■特集
水環境における活動と水環境文化賞およびみじん子賞
日本水環境学会の表彰活動には,水環境の保全・創造に関する社会・文化活動が顕著である団体または個人に贈呈する水環境文化賞と水環境文化賞児童・生徒の部として地域の水環境保全・創出に貢献した小・中・高校生のグループで,年会開催地域の支部エリアから選考し,贈呈するみじん子賞とがあり,活動への励み,関心の高まりを期待している。水環境を守るためには,一人ひとりの関心が大切であり,こうした活動により,行政や社会に対してアピールしていくことも重要である。そこで本特集では,改めて各団体または個人の様々な活動を紹介していただき,更なる活動の広がりを期待する。
(担当編集企画委員 神奈川県環境科学センター・三島聡子)
水環境文化賞およびみじん子賞のあゆみ | 宮 晶子 | 1-2 |
東北支部の活動状況 | 矢野 篤男 | 1-6 |
水環境文化賞「いわき地域環境科学会の諸活動」 | 原田 正光 | 1-7 |
みじん子賞「稲わらと籾殻を用いた水質浄化」 | 佐藤 智史 | 1-9 |
関東支部の活動状況 | 齋藤 利晃 | 1-11 |
水環境文化賞「茨城県土浦市宍塚の里山における保全活動―未来に引き継ぐために」 | 及川 ひろみ | 1-12 |
関西支部の活動状況 | 米田 稔 | 1-15 |
水環境文化賞「よみがえれ琵琶湖・赤野井湾」 | 長尾 是史 | 1-16 |
みじん子賞「田園空間ネットワーク!」 ~地域づくりを目指した「播磨の自然を育む農法」の試み~ |
藤浦 薫 | 1-19 |
中国・四国支部の活動状況 | 中野 陽一 | 1-22 |
水環境文化賞「受賞から10年」 | 岡田 勝栄 | 1-23 |
バイオマス利活用における環境問題
バイオマス・ニッポン総合戦略の推進により,全国で様々なバイオマス利活用が進みつつある。バイオマス利活用システムは,原料バイオマスの生産(発生)・収集・運搬・貯蔵,変換,変換によって生成された物質やエネルギーの貯蔵・搬送・利用,廃棄などからなる。システム全体として地球温暖化防止に貢献するとしても,各段階での大気や水域への環境負荷の状況を把握し,軽減することが重要である。本特集では,家畜排せつ物,食品残さ,生活廃水汚泥,資源作物などの原料バイオマスを,堆肥化,メタン発酵,バイオディーゼル燃料化,バイオエタノール化するバイオマス利活用について,環境影響評価の方法や事例を紹介する。あわせて,留意すべき環境負荷もあり得るので,バイオマスの変換,貯蔵・輸送,利用において遵守すべき安全対策に触れる。
(担当編集企画委員 (独)農業・食品産業技術総合研究機構農村工学研究所・柚山 義人)
バイオ燃料生産と資源循環利用の影響評価 ―環境と調和した農村活性化のために― |
林 清忠 | 2-56 |
資源作物生産における水環境負荷の評価 | 下ヶ橋 雅樹,迫田 章義 | 2-61 |
バイオマス変換物質の農地利用における動態 | 中村 真人 | 2-65 |
熱帯プランテーション地域におけるバイオマス利活用による温室効果ガス排出量削減 | 蒲原 弘継,藤江 幸一 | 2-69 |
バイオマス燃料の安全対策 | 明田 大吾 | 2-73 |
水道への紫外線消毒導入の現況
厚生労働省が制定した「クリプトスポリジウム等対策指針(2007年4月1日施行)」により,原水が地下水であること等の条件はあるが,クリプトスポリジウム等の対策として紫外線消毒が認定された。一方,(財)水道技術研究センターにおいて,2008年1月に紫外線照射装置JWRC技術審査基準が制定されている。法令や装置認証制度が整い,水道事業体における導入が進みつつある中,導入事例や導入先での具体的な課題についての報告は少ない。また,今後は病原微生物対策としてだけでなく,有害化学物質対策としての適用も期待されている。水道における紫外線消毒技術の現状と今後の展望について紹介する。
(ゲストエディター 立命館大学・神子直之, 責任編集委員 オルガノ(株)・宮ノ下友明)
水道におけるクリプトスポリジウム等対策指針の策定と紫外線処理の導入について | 塚田 源一郎,塚原 沙智子 | 3-108 |
水道における紫外線照射装置の導入事例 | 原 敬一,高嶋 渉 | 3-113 |
紫外線照射槽の性能評価におけるRED(換算紫外線量)の意義 | 神子 直之,安井 宣仁 | 3-117 |
水道原水の水質が紫外線消毒に及ぼす影響 | 鹿島田 浩二 | 3-122 |
低圧および中圧UVランプの紫外線照射による有機ハロゲン化合物の分解 | 大瀧 雅寛 | 3-126 |
上下水道管路施設の老朽化問題
上下水道管路施設の老朽化問題が生じている。高度経済成長期に集中的に整備された水道管路施設はいずれも老朽化が進み,更新の時期を迎えている。施設の老朽化は,水質や水量・水圧の低下により機能維持が困難となるほか,材質の劣化により長時間の給水停止を伴う事故・故障が生じる危険度が高くなるなど,様々な支障を引き起こす原因となる。下水道においても,施設ストックが増大しており,管路施設の老朽化等に起因した道路陥没も増加傾向にある。道路陥没後の老朽管路の改築といった事後的な対応では,市民生活に大きな支障が出るだけでなくコスト的にも不経済となる。本特集では,上下水道管路施設の老朽化問題について国の取り組み,新技術開発の動向,欧米先進国での上下水道管路施設老朽化問題について紹介していただく。
(担当編集企画委員 国土交通省国土技術政策総合研究所・松宮洋介、
厚生労働省国立保健医療科学院・島﨑 大)
わが国の水道管路の経年化と課題解決の方向性 | 吉口 進朗 | 4-164 |
下水道管きょの老朽化の現状と課題 | 松原 誠 | 4-167 |
水道管路老朽化問題の解決に向けた新技術開発動向 | 小林 保雄 | 4-171 |
水道事業体における水道経年管路対策 | 有吉 寛記 | 4-175 |
下水道管路老朽化問題の解決に向けた新技術開発動向 | 小島 延連 | 4-179 |
欧米諸国の下水道管路老朽化問題 | 松宮 洋介 | 4-184 |
水質浄化対策が引き起こす富栄養湖の生態系構造の変化と人の生活との関わり
深刻な水質汚濁問題を抱えていた諏訪湖では,近年になって目に見えて水質が改善されてきた。そして,それに伴って生態系が大きく変化し始めた。ただし,その変化は,アオコの発生量の減少や不快昆虫となっていたユスリカの大発生の消失など,好ましいものだけではなく,漁獲量の減少といった新たな問題も生むことになった。このことから,水質浄化対策は,湖沼生態系を変えて人間生活に複雑な影響を与えることがわかった。 本特集では,諏訪湖で水質浄化が進んだわけを,今も水質汚濁問題を抱える湖と比較しながら検討する。また,水質浄化対策が,湖沼生態系や周辺の人間生活に与える影響を,他の湖の事例と比較しながら検討する。このことは,諏訪湖に遅れて水質浄化が進み始めるであろう他の湖の,今後の管理のあり方を考える上で,有益な示唆を与えるものと期待できる。
(ゲストエディター 信州大学山岳科学総合研究所・花里孝幸、
責任編集委員 東洋大学国際地域学部国際地域学科・荒巻俊也)
諏訪湖における水質浄化対策と水質変動 | 宮原 裕一 | 5-222 |
湖沼の流域特性と水質改善~諏訪湖と霞ヶ浦の事例から~ | 田渕 俊雄 | 5-226 |
諏訪湖で起きたアオコの激減とラン藻組成の変化 | 朴 虎東 | 5-229 |
湖水の動きと湖内環境 | 豊田 政史 | 5-232 |
諏訪湖における水草の増加および漁獲量の減少とその要因 | 武居 薫 | 5-235 |
水質浄化に伴う動物相の変化 | 永田 貴丸,平林 公男 | 5-238 |
琵琶湖の水草問題 | 芳賀 裕樹 | 5-242 |
水質浄化に伴う水環境変化に対する住民の意識 | 柳町 晴美 | 5-245 |
諏訪湖の生態系変化から学んだこと | 花里 孝幸 | 5-248 |
第43回日本水環境学会年会
第43回日本水環境学会年会は,2009年3月16日から18日までの3日間,山口市の山口大学吉田キャンパスで開催されました。昨年同様,たくさんの論文発表と参加者があり,盛大な年会となりました。
本号では,この第43回年会のまとめとして,総括報告,水環境文化賞の報告,年会優秀発表賞の報告,国際招聘賞受賞者からの報告,年会学生ポスター発表賞の報告,学生会員向け企画(ランチョンセミナー)の報告,見学会の報告について特集を企画しました。セッション報告については,学会ホームページに掲載しております。 http://www.jswe.or.jpからアクセスしてご覧ください。
(担当編集企画委員 鳥取大学工学部・増田貴則)
総括報告 | 中野 陽一,杉本 憲司 | 6-284 |
トピックス報告 | ||
水環境文化賞・みじん子賞報告 | 宮 晶子 | 6-293 |
年会優秀発表賞(クリタ賞)の表彰報告 | 藤原 拓 | 6-297 |
国際招聘賞受賞者からの報告 | 6-299 | |
年会学生ポスター発表賞(ライオン賞)の表彰報告 | 大門 裕之 | 6-301 |
学生会員向け企画(ランチョンセミナー)報告 | 伊藤 光明 | 6-303 |
見学会報告 | 田中 克正 | 6-305 |
地球環境時代の下水処理システム
近年,下水道分野では,水処理系,汚泥処理系をひとつのシステムとして捉え,省エネルギー対策や新エネルギー対策などを確実に実施することが求められている。本特集では,まず,わが国の下水道分野における地球温暖化対策の政策的,技術的な側面を整理する。次に,省エネルギーや新エネルギーの対策のための実務レベルでの先端的な取り組みを紹介する。すなわち,地球環境時代に適応した下水処理システム像を想定し,今後の研究や技術開発の方向性を考える機会としたい。
(担当編集企画委員 茨城大学工学部都市システム工学科・藤田昌史)
下水道における地球温暖化対策への取り組み | 石井 宏幸 | 7-336 |
下水道分野の温室効果ガス対策技術 | 岡本 誠一郎 | 7-341 |
下水道施設省エネ診断解析システムと省エネ対策の今後の展開 | 田中 松生 | 7-346 |
山形市浄化センターにおける下水資源の有効利用 | 奥出 晃一 | 7-351 |
温室効果ガス削減に向けた下水汚泥の燃料化の取り組み | 佐藤 勝 | 7-356 |
水供給分野における国際協力の動向
日本政府の国際協力のあり方をめぐって,新JICAの発足,アフリカ支援の強化,気候変動への対応などさまざまな新しい動きが起こっている。水と衛生の分野においても,国連ミレニアム開発目標の一つとして安全な水の供給と衛生施設の普及が謳われており,その達成に向けて努力が続けられている。
本特集では,水供給の分野に焦点をあてて,さまざまな組織における国際協力の動向を紹介してもらうとともに,アフリカ支援や気候変動対策について水供給という側面から紹介する。なお,排水処理施設を中心とした衛生分野の国際協力については次号の特集において紹介する
(担当編集企画委員 東洋大学国際地域学部国際地域学科・荒巻俊也)
水道分野における国際協力 | 青竹 寛子 | 8-392 |
水分野における日本の政府開発援助の取組み | 益田 信一 | 8-397 |
地方自治体による国際技術協力~カンボジアの成功事例を検証~ | 前薗 廣幸 | 8-402 |
村落給水事業の支援の現状~日本の対アフリカ支援を中心に~ | 杉田 映理 | 8-407 |
気候変動への適応策と国際開発協力~水供給の観点から~ | 藤森 眞理子 | 8-412 |
開発途上国へ適用可能な分離分散型サニテーションシステム
水環境学会誌では,8月号および9月号の連載企画として,水と衛生分野における国際援助の動向を取り上げることにしました。8月号では,特に水供給の分野における国際協力の現状と今後の動向を紹介するとともに,アフリカ支援や気候変動対策について,水供給という側面から紹介しました。引き続き本号では,特に衛生施設の普及に焦点を当てた特集を企画しています。開発途上国における水と衛生の問題を考える上で,汚水の集中処理システムの導入が現実的でない大都市部以外の地域では,小規模分散型の処理システム導入の必要性が指摘されています。本特集では,開発途上国の衛生問題の現状を報告いただくとともに,開発途上国へ適用可能な分散型サニテーションシステムの研究開発動向およびその適用状況について,最新情報を紹介いただきます。
(担当編集企画委員 高知大学教育研究部農学部門・藤原 拓)
開発途上国における衛生問題の現状と課題 | 橋本 和司 | 9-466 |
持続可能なサニテーションシステムの開発と水循環系への導入 | 船水 尚行 | 9-471 |
日本の浄化槽技術の開発途上国への適用事例と展望 | 蛯江 美孝,徐 開欽 | 9-476 |
開発途上国におけるし尿分離型衛生システムの適用可能性とその課題 | 原田 英典,清水 芳久 | 9-481 |
日中水環境パートナーシップ~中国農村部における分散型排水処理モデル事業について~ | 西 修 | 9-486 |
水再利用に向けた膜技術の展開
安定的な水資源確保に向けた関心が世界的に高まる中で,膜分離技術を用いた水再利用の動きが活発化している。本誌においては,1995年2月号,1999年4月号,2006年7月号,2008年3月号において膜分離技術や水再利用に関する特集企画が組まれているが,水再利用における膜技術の果たす役割に焦点を絞った特集が必要と考えられる。そこで,水再利用に向けた膜技術の歴史,現状および今後の動向についてまとめた。
(ゲスト編集委員 膜を利用した水処理技術研究委員会・長岡 裕,阿瀬智暢
責任編集委員 鹿児島大学大学院理工学研究科・高梨啓和)
水再利用のための膜分離システム構成の歴史と将来展望 | 澤田 繁樹 | 10-516 |
水再利用におけるMF膜とUF膜の開発動向 | 阿瀬 智暢 | 10-521 |
水再利用のためのRO膜の開発動向 | 高梨 考一 | 10-525 |
中国と韓国におけるMBRの事例 | 藤井 渉 | 10-529 |
シンガポールニューウォーターにおけるMF膜の適用事例 | 松本 英希 | 10-533 |
地域的な問題を踏まえた水再利用技術の現状と今後~中東地域の例~ | 大熊 那夫紀 | 10-537 |
化学物質管理の動向と将来
現在まで,化学物質の管理においては,化学物質審査規制法に基づく事前審査規制等の高度化や,特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律(化学物質排出把握管理促進法)に基づく排出把握管理等の自主管理の促進等が進められている。しかし,新規化学物質の増大,化学物質のリスクに応じた管理の一層の推進の必要性,残留性有機汚染物質(POPs)条約対象物質への新たな物質の追加等の化学物質を巡る状況変化に直面している。そこで本特集では,現在および今後の化学物質管理の取り組みについて論じていただいた。
(担当編集企画委員 神奈川県環境科学センター・三島聡子)
POPsに関するストックホルム条約と今後の化学物質管理のあり方 | 枡田 基司,北野 大 | 11-568 |
新規追加POPsの環境中存在実態について | 柴田 康行,高澤 嘉一 | 11-574 |
化学物質審査規制法の改正について | 前田 博貴 | 11-578 |
化学物質管理と生態影響試験 | 新野 竜大,斎藤 穂高 | 11-583 |
自治体における化学物質管理の取り組み | 神奈川県環境農政部大気水質課 | 11-588 |
第12回日本水環境学会シンポジウム
2009年9月14日(月)~15日(火)にわたり,お茶の水女子大学にて第12回日本水環境学会シンポジウムが開催されました。今回のシンポジウムは関東支部により組織されたシンポジウム実行委員会のご尽力のもと,各研究委員会による企画,関東支部企画,本部企画による計19セッションが開催されました。参加者数は昨年と同程度の447人であり,セッションによってばらつきがあったものの全体としては盛況でした。
本特集では,実行委員会によるシンポジウムの総括報告,各研究委員会によるセッション報告,若手研究紹介セッション報告,新たに創設された年間優秀論文賞(メタウォーター賞)表彰式等を取りまとめました。
(担当編集企画委員 オルガノ(株)・宮ノ下友明)
総括報告 | 大瀧 雅寛 | 12-616 |
研究委員会報告 | 12-622 | |
若手研究紹介(オルガノ)セッション報告 | 12-639 | |
年間優秀論文賞(メタウォーター賞)報告 | 12-643 |
■論文
電解法による畜産排水からのリン酸塩の回収 | 田中 恒夫,小池 範幸,佐藤 孝志,新井 忠男,平 靖之 | 2-79 |
生活排水の処理状況が異なる都市域小河川における医薬品の存在実態と生態リスク初期評価 | 小森 行也,鈴木 穣 | 3-133 |
河川の水質形成と集水域の土地利用形態との関係 | 石井 裕一,北村 立実,渡邊 圭司,小松 伸行,天野 佳正,矢部 徹 | 3-139 |
N2Oを指標とした無酸素好気回分式活性汚泥法の制御手法 | 増田 周平,水落 元之,野村 宗弘,千葉 信男,中野 和典,稲森 悠平,西村 修 | 3-147 |
生物学的リン除去活性の変動過程におけるグリコーゲン蓄積細菌群の酢酸摂取速度の急激な上昇 | 辻 幸志,山田 馨,藤田 昌史 | 4-191 |
硝酸カルシウムによる底質改良メカニズムの解明 | 清水 康弘,中野 みよ | 4-197 |
DNA多型マーカーによるヒゲナガカワトビケラの流域内移動分散パターンの評価 | 渡辺 幸三,八重樫 咲子,菊池 裕二,竹門 康弘,風間 聡,大村 達夫 | 5-253 |
英虞湾内自然干潟および浚渫土を用いた人工干潟における酸素消費速度と総基礎生産速度の定量的観測 | 国分 秀樹,矢持 進 | 5-259 |
FISH法―蛍光抗体染色法を併用したクリプトスポリジウムの判別の容易化 | 橋本 温,森田 重光,平田 強 | 5-267 |
アサリ資源の保全のための効率的なアオサ回収方法の検証 | 藤井 暁彦,道山 晶子,横山 佳裕,関根 雅彦 | 5-273 |
マイクロスケール藻類生長阻害試験を用いた銅の毒性に対する溶存有機物質に含まれる抑制成分の探索 | 倉光 英樹,佐澤 和人,七山 泰昭,工藤 千春,川上 貴教,波多 宣子,田口 茂 | 6-309 |
下水処理場における病原ウイルスの低減効果の解明 | 原本 英司,片山 浩之,大垣 眞一郎 | 6-315 |
石炭灰造粒物による硫化物イオンの除去 | 浅岡 聡,山本 民次,早川慎二郎 | 7-363 |
竹炭における硝酸イオン吸着能とその機構 | 伴野 雅之,久場 隆広,佐野 弘典,河村 直哉,市川 瞬平,酒井 雄介 | 7-369 |
河川の粒状有機物動態と底生動物の群集構造に及ぼす下水処理水の影響 | 細見 暁彦,春日 郁朗,古米 弘明,吉村 千洋,中島 典之,加賀谷 隆,栗栖 太 | 7-375 |
包括固定化アナモックス担体による汚泥脱水ろ液の処理特性 | 井坂 和一,能登 一彦,木村 裕哉,糸川 浩紀,村上 孝雄,角野 立夫 | 8-427 |
ダイオキシン類水質環境基準値を超過した水深の浅い湖沼の水質特性 | 吉澤 正,山縣 晋,清水 明,半野 勝正,宇野 健一 | 8-435 |
人工池でのヒ素の自然浄化 | 宮武 宗利,横田 漠,田辺 公子,林 幸男 | 9-495 |
過硫酸ナトリウムによるエチルt-ブチルエーテル(ETBE)の分解機構 | 橋本 伸也,下ヶ橋 雅樹,周 勝,中島田 豊,細見 正明 | 10-543 |
東京湾の人工干潟におけるハマグリの生残と成長:ケージ実験による他種との比較 | 中村 泰男,小泉 孝義,市村 康,木幡 邦男 | 10-549 |
フルボ酸第二鉄錯体とシデロフォアDesferrioxamine Bのリガンド交換速度論モデルの構築 | 伊藤 紘晃,藤井 学,真砂 佳史,大村 達夫 | 10-557 |
微生物叢ゲノム断片をプローブとするアイソトープアレイによる基質特異的微生物検出手法の開発 | 飛野 智宏,栗栖 太,春日 郁朗,古米 弘明 | 11-595 |
都市河川における河川利用と生態系の共生に関するモデル分析 | 清水 康生,坂本 麻衣子,岸江 竜彦,萩原 良巳 | 11-603 |
ゼオライト水耕法を用いた農業集落排水二次処理水中からの難分解性有機物除去 | 松崎 喬,相崎 守弘 | 12-647 |
合成Si-Al-Mg系複合含水酸化物の有害陰イオン吸着特性 | 桑原 智之,菊谷 賢司,佐藤 利夫,小野寺 嘉郎 | 12-655 |
■ノート
玉川温泉下流域における鉄酸化細菌の生息分布 | 大原 典子,和田 佳久,成田 修司,八柳 潤,布田 潔 | 1-29 |
嫌気好気活性汚泥のリン放出活性の上昇過程におけるCandidatus ‘Accumulibacter phosphatis’のReal-time PCR解析 | 辻 幸志,藤田 昌史,赤司 昭,福島 寿和,古米 弘明 | 2-87 |
LAMP法(Loop-Mediated Isothermal Amplification)を用いたクリプトスポリジウムおよびジアルジアの高感度迅速検出 | 百田 隆祥,小島 禎,池戸 正成,泉山 信司,遠藤 卓郎 | 6-321 |
漆沢ダム湖等の湖沼,貯水池から分離した藍藻類Anabaena属の形態による分類および分子系統解析 | 藤本 尚志,佐藤 祐吾,大国 真隆,阿曾 忍,大西 章博,鈴木 昌治,野村 宗弘,西村 修 | 9-501 |
■技術報告
炭酸化製鋼スラグを活用した海域底質からのリンの溶出防止 | 三木 理,加藤 敏朗,堤 直人 | 1-33 |
アノーディックストリッピングボルタンメトリーによる地下水中無機態ヒ素のオンサイト化学形態分析 | 石山 高,高橋 基之 | 2-93 |
加熱処理軽石土による畜産排水二次処理水の脱色効果および熱再生効果 | 打木 昭広,尾崎 益雄 | 3-153 |
スチレンジビニルベンゼン共重合体樹脂を用いた天然水中における疎水性と親水性の溶存有機物の分画 | 角脇 怜,吉田 恭司 | 4-205 |
メチルイソチオシアネートの水域環境における分解挙動 | 片桐 和臣,柚木 雅子,小川 早苗,中園 金吾,下川 裕子,吉田 智彦,茅島 孝和,廣松 康一,立山 隆夫,西原 力 | 4-213 |
■調査報告
日本の絶滅危惧種ヒナモロコの韓国における生息環境 | 髙久 宏佑,金 益秀,細谷 和海 | 1-41 |
河口付近の水質遷移を中心とするバンコク,ダッカ周辺河川・運河の感潮域の水質分布 | 都筑 良明,タマラット・クータテップ,MDマフィツァー・ラーマン | 1-47 |
炭素・窒素安定同位体比を用いた大阪湾の人工干潟における食物連鎖網の解析 | 松尾 広暁,有山 啓之,池本 徳孝,大森 浩二,竹内 一郎 | 2-99 |
鉱山廃水処理水流入後の河川底生動物群集の変化:生野銀山における事例 | 岩崎 雄一,加賀谷 隆,宮本 健一,松田 裕之 | 6-325 |
熊本市飲用地下水水質の特徴とおいしい水としての評価に関する考察 | 川越 保徳,岩佐 康弘,湯之上 勉,前田 香織,富家 和男,柿本 竜治 | 7-383 |
桂・宇治・木津川と淀川本川の塩化物イオン収支の一考察 | 海老瀬 潜一 | 8-441 |
東京都多摩地域飲用井戸水における水質検査結果 | 宇佐美 美穂子,鈴木 俊也,楠 くみ子,稲葉 美佐子,岡本 寛,石上 武,矢口 久美子 | 9-505 |
希少淡水魚ニッポンバラタナゴ保護の取組み―タイリクバラタナゴ混入個体群の池干しと捕獲による防除の試み― | 白井 康子,池田 滋,伊藤 英夫,横井 聰 | 12-661 |