※数字は号数-通巻頁数を示す。
■巻頭言
ESD と水環境保全活動の今後 | 原田 泰 | 1-1 |
インセンティブにもとづく政策手段―地球規模の環境問題の場合 | 新澤 秀則 | 2-35 |
科学的に証明できる水質検査結果 | 眞柄 泰基 | 3-69 |
バイオフィルムを観る視点 | 森崎 久雄 | 4-99 |
洗剤・界面活性剤から生活関連化学物質へ 「水環境と洗剤」研究委員会活動にみられる身近な化学物質リスクの変遷 |
古武家 善成 | 5-133 |
福岡での第44回日本水環境学会年会を終えて | 山﨑 惟義 | 6-165 |
水環境問題における「温故知新」 | 吉見 洋 | 7-197 |
「地球号」の中の小宇宙船—小島嶼国の環境問題 | 三村 信男 | 8-233 |
八郎湖流域再生の展望 | 佐藤 了 | 9-281 |
森林と水の学問の今後 | 福嶌 義宏 | 10-319 |
微生物燃料電池:一石三鳥の次世代型排水処理技術 | 岡部 聡 | 11-347 |
京都での第13回日本水環境学会シンポジウムを終えて | 藤井 滋穂 | 12-375 |
■特集
「ESD」と水環境と地域・人づくり
2002 年のヨハネスブルグサミットで提唱された「持続可能な開発のための教育の10 年(DESD)」 を契機に,「ESD」が少しずつ国内外に広まってきています。本特集では,その中でアジアや日本各 地において,各地の豊かな水環境を引き継ぐための“地域づくり・人づくり” に着目しました。
「ESD とは何か」を「環境教育」との関係にも触れながら,解説していただくとともに,アジアや 国内の実践事例,さらには今後のさらなる普及への課題についてご執筆いただきました。
本特集が本学会及び会員各位のESD や今後の水環境保全についての自らの役割を改めて考える 機会となることを望みます。
(担当編集企画委員 (株)共立理化学研究所・石井誠治)
環境教育は持続可能な社会・地域づくりを目指してきた | 小澤 紀美子 | 1-2 |
アジア地域における持続可能性にむけた教育 ―当該地域の地域活動に見られるESDの潜在性― |
佐藤 真久 | 1-8 |
気仙沼ESD/RCEにおける世代を越えた人づくりの推進 | 及川 幸彦,見上 一幸 | 1-15 |
江戸前の海 学びの環づくりを目指して | 川辺 みどり,河野 博 | 1-19 |
コウノトリと共生する地域・人づくりに向けた学習と実践の場 | 宮垣 均 | 1-22 |
ESDの10年の経過とさらなる推進に向けて | 村上 千里,阿部 治 | 1-25 |
水環境保全分野における経済的手法
わが国では水質汚濁問題に対処するために,事業場などの排水規制を主とする規制アプローチが 用いられてきた。欧州・アメリカなど他のOECD 諸国では経済的手法の重要性が認識され環境保全 分野の施策として広く用いられている。近年になりわが国の水質保全分野でも経済的手法の活用を 目指した動きがあるものの導入はごく一部に限られており,OECD 諸国とくらべ経済的手法の活用 が遅れているといわれている。そこで本特集では,諸外国の制度も含め水環境分野における経済的 手法の現状と今後の展望について情報を紹介いただきました。
(担当編集企画委員 鳥取大学大学院工学研究科・増田 貴則)
水環境保全のための経済的手法 | 西澤 栄一郎 | 2-36 |
水質保全のための経済的手法とその課題 ―水質取引と排水課徴金― |
藤木 修 | 2-41 |
農業者への支援制度:「環境こだわり農業」の効果と課題 | 柴原 藤善 | 2-45 |
農業用水への経済的手法の導入による水資源・水環境保全の可能性 | 荘林 幹太郎 | 2-49 |
ミティゲーション・バンキングによるウェットランド等の生態系保全 ―米国の生物多様性オフセットの経済的手法:生物多様性バンキングの実態― |
田中 章 | 2-54 |
水環境保全活動と地域通貨 ―これまでの取り組みと今後の可能性― |
岡田 真美子, 沖藤 豊 | 2-58 |
水質検査における精度管理および精度保証に係る取組み
水環境等を対象とした水質検査業務においては,検査機関が十分な検査技術を有し,かつ,その検査結果が高い信頼性を有することが求められる。この要件を客観的に評価するため,検査機関を対象とした統一試料を用いた様々な外部精度管理調査が実施されているところであり,国内の検査機関における技術力向上や,分析技術上の問題点の改善に寄与している。地方自治体の水質調査検査業務委託においては,統一試料を用いた技術審査による適格性の認定を行っている事例もある。また,水質検査における信頼性確保の方策として,優良試験所規範(GLP: Good Laboratory Practice)の考え方が近年導入されつつある。
本特集では,以上のような水質分析における精度管理及び精度保証に係る国内の取組みについて概観し,水質分析のさらなる信頼性向上に向けた今後の課題について考える契機としたい。
(担当編集企画委員 国立保健医療科学院水道工学部 島﨑 大)
環境測定分析統一精度管理調査の概要および近年の分析技術における課題 | 西尾 高好 | 3-70 |
試験所認定におけるISO/IECガイド43-1に基づく技能試験 | 久保田 正明 | 3-76 |
水道水質検査における精度管理および精度保証 | 竹谷 薫,西野 二郎 | 3-79 |
水道水質検査における分析精度確保の取組み | 寺嶋 勝彦 | 3-85 |
大阪府環境調査・検査業務技術審査制度について | 中谷 泰治,服部 幸和 | 3-89 |
生物膜(バイオフィルム)研究の最前線
環境中の多くの微生物は生物膜(バイオフィルム)を形成することが知られている。生物膜はそれを構成する微生物の生育などをコントロールしているだけでなく,人間活動にも多くの影響を及ぼしている。特に水環境分野では配管内の金属腐食など厄介な問題を引き起こす場合もあれば,生物膜による水質浄化のように有効利用もなされている。近年,生物膜を構成する微生物の相互作用などが少しずつ解明されてきてはいるが,生物膜を自在に取り扱うには不明な点もまだ多い。そこで本特集では,水環境中における生物膜に関する現在の知見の整理として,基礎的な研究技術の開発からその制御および有効利用にいたるまで幅広い内容の最前線研究を紹介していただいた。
(担当編集企画委員 (独)国立環境研究所水土壌圏環境研究領域・岩崎 一弘)
バイオフィルム研究における基盤技術の開発 | 金原 和秀,公文 裕巳 | 4-100 |
バイオフィルムの制御に使用されるバイオサイド | 清野 和浩 | 4-106 |
居住空間におけるバイオフィルム形成と対策 | 春山 智紀 | 4-110 |
単一槽型窒素除去を志向したバイオフィルムリアクターの進展 | 寺田 昭彦,常田 聡 | 4-114 |
生物膜成分による石油汚染海洋の浄化 ―細胞外多糖の性質と機能およびそれを利用した微生物制御技術― |
岩淵 範之 | 4-121 |
生活関連化学物質による環境汚染の実態
これまで,生活排水に起因する水環境汚染の原因物質として,洗剤および界面活性剤に関する研究が数多く報告されてきたが,産・官・民の汚染源対策・処理技術向上の結果,洗剤による水環境汚染問題は大きく改善した。一方で,我々の身の回りには洗剤や界面活性剤だけでなく,数万とも言われる様々な化学物質を含む製品が溢れており,日常生活を送る上でそれらの化学物質の利便性を享受している。近年,これらの身の回りの化学物質による,水環境汚染や生態リスクの懸念が高まっている。本特集では,このような生活に密接に関わりのある化学物質を「生活関連化学物質」と位置づけ,そのなかでも環境中に多量に排出され,生物濃縮や毒性影響が疑われる物質について環境汚染研究に関する最新の知見を紹介して頂く。医薬品・パーソナルケア用品関連化学物質(PPCPs)は,クスリや化粧品,日焼け止め,香料,塗料,樹脂添加剤など様々な日用品に含まれる化学物質の総称で,最近一部の物質が難分解であると報告され,環境動態や生態影響の評価が求められている。有機フッ素系化合物(PFCs)は,撥水剤や防汚剤,消泡剤として広範囲に利用されており,1990年代後半にアメリカでヒトや野生生物の汚染が報告されて以来,日本を含む先進諸国でも研究事例が増えつつあるものの,国内の水環境汚染に関する情報は未だ十分とは言えない。臭素系難燃剤(BFRs)は,引火性低減や延焼防止の目的で家電製品やOA機器,建築材料,室内装飾品,自動車の内装など様々な生活用品に添加されている化学物質であり,一部がストックホルム条約登録物質に指定されるなど,環境残留性や生物濃縮が懸念されている。これらの「生活関連化学物質」に関する研究動向を概観することで,日常生活における化学物質との付き合い方について再考するきっかけとしたい。
(ゲストエディター:愛媛大学 磯部 友彦,責任編集委員:オルガノ(株) 宮ノ下 友明)
臭素系難燃剤による環境汚染とヒトの暴露 | 磯部 友彦, 田辺 信介 | 5-134 |
臭素系難燃剤HBCD のライフサイクルを考慮した水環境中への排出経路 | 真名垣 聡 | 5-138 |
難分解性生活関連物質による海洋生態系の汚染 ~ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤を例に~ |
中田 晴彦 | 5-142 |
日本における医薬品類の水環境中存在実態,排水処理,水生生物への毒性研究の進捗 | 中田 典秀 | 5-147 |
下水汚泥・畜産廃棄物を原料とした再生肥料(コンポスト)中の医薬品の存在 | 野見山 桂, 篠原 亮太 | 5-152 |
ペルフルオロ化合物類による水環境汚染の実態 | 田中 周平 | 5-156 |
第44回 日本水環境学会年会
第44回日本水環境学会年会は,2010年3月15日から17日までの3日間,福岡県福岡市の福岡大学で開催されました。昨年同様,たくさんの論文・ポスター発表と参加者があり,盛大な年会となりました。
本号では,この第44回年会のまとめとして,総括報告,水環境文化賞の報告,年会優秀発表賞の報告,国際招聘賞受賞者からの報告,年会学生ポスター発表賞の報告,学生会員向け企画(ランチョンセミナー)の報告,見学会の報告について特集を企画しました。セッション報告,および学生発表賞の受賞報告(全受賞者分)については,学会ホームページに掲載しております。http://www.jswe.or.jpからアクセスしてご覧下さい。
(担当編集企画委員 福岡県保健環境研究所・熊谷 博史)
総括報告 | 渡辺 亮一,伊豫岡 宏樹 | 6-166 |
トピックス報告 | ||
水環境文化賞・みじん子賞報告 | 明賀 春樹 | 6-175 |
年会優秀発表賞(クリタ賞)の表彰報告 | 山﨑 惟義 | 6-179 |
国際招聘賞受賞者からの報告 | 6-182 | |
年会学生ポスター発表賞(ライオン賞)の表彰報告 | 今井 剛 | 6-184 |
学生会員向け企画・ランチョンセミナー報告 | 高橋 基之 | 6-187 |
見学会報告 | 徳永 隆司 | 6-190 |
地環研・自治体の地域水環境保全への貢献と今後
旧水質二法施行,続く水質汚濁防止法からも半世紀近くが過ぎ,以前の劣悪な水質汚濁は,各地での水質規制や排水処理等の推進により,現在,大幅に改善されてきた。しかし,閉鎖性水域の水質改善や有害物質による汚染など依然として多方面での課題が現存している。
本特集では,「水環境行政50年記念水環境保全功労者表彰」(平成21年3月10日)を機として,永年にわたり全国各地の自治体,公害・環境研究所において地域の水環境保全に尽力された表彰者や関係の方々にその多様な取組みとご苦労を振返っていただくとともに,現在の水環境や今後の水環境行政へのご意見,ご提言を頂いた。今後の各地での水環境行政への一助となることを期待したい。
なお,日本国内における水環境行政の歩みの時系列的記録については,環境省HP掲載の「今後の水環境保全に関する検討会」資料や,(社)日本水環境学会編集「日本の水環境行政 改訂版(発行(株)ぎょうせい)」等をあわせてご参照いただきたい。
(ゲストエディター:東京都環境局 風間 真理,責任編集委員:(株)共立理化学研究所 石井 誠治)
水環境中微量化学物質の過去,現在,未来 | 篠原 亮太 | 7-198 |
広島県水域における環境保全の取り組みを振り返って | 伊達 悦二 | 7-203 |
水質汚濁危機と防衛を振り返る | 北村 弘行 | 7-206 |
公害・環境問題に明け暮れた39年間 | 村上 孝一 | 7-210 |
名古屋市の河川・ため池等の環境保全への取り組み ~環境科学研究所の果たした役割とこれからを考える~ |
若山 秀夫,土山 ふみ | 7-213 |
たかがモニタリング,されどモニタリング | 佐々木 久雄 | 7-217 |
水環境研究37年を振り返って | 沼辺 明博 | 7-220 |
座談会「東京都における水環境保全行政のこれまでと今後」 | 川原 浩,佐々木 徹, 安藤 哲士 |
7-224 |
小島嶼国における環境問題と対応策
小島嶼国は,気候変動により深刻な被害を受ける脆弱性の高い国であることが知られている。一 方,最近の調査研究により,ローカルな環境ストレスも複合的に作用していることがわかってきた。 本特集では,小島嶼国における環境問題をグローバル・ローカルな視点から総括するとともに,水 システム,地形形成維持機構,海岸地形変化に焦点をあてる。また,今後の対応策の方向性について も紹介していただく。
(担当編集企画委員 茨城大学工学部 藤田 昌史)
グローバル・ローカルな要因による小島嶼国の環境問題 | 山野 博哉 | 8-234 |
環礁州島における水資源と淡水レンズの劣化 | 中田 聡史 | 8-239 |
環礁州島の地形形成維持に関わる生態プロセス | 茅根 創 | 8-245 |
環礁州島の海岸地形変化への気候変動の影響と適応策 | 横木 裕宗, 佐藤 大作 | 8-249 |
干拓残存湖の水環境保全
干拓では,水源確保や防災のために調整池が造られるか,あるいは,元の水面の一部が残されるのが一般的であるが,必然的に水質保全が問題になる。わが国で最大規模の干拓が実施された八郎潟の残存湖である八郎湖も水質問題に悩まされていたが,2007年12月に湖沼水質保全特別措置法に基づく11番目の指定湖沼となり,その後,湖沼水質保全計画が立てられたことで成果があがりつつある。本特集では,全国いくつかの干拓残存湖や調整池にも焦点を当てて,水質の変化と現状,各地で取り組まれている水質保全対策についてご紹介いただくことで,干拓残存湖の特徴と水質問題を考えるきっかけとしたい。
(ゲストエディター:農業・食品産業技術総合研究機構 柚山 義人,
責任編集委員:鳥取大学大学院 増田 貴則)
干拓の意義と水環境に関する課題 | 白谷 栄作 | 9-282 |
八郎湖の水質保全対策について | 佐々木 次郎 | 9-287 |
八郎湖の水文・水環境特性の変遷と課題 | 近藤 正 | 9-292 |
印旛沼における水質の変遷と水環境保全対策 | 大野 二三男 | 9-299 |
河北潟と木場潟における水質の変遷 | 泉 秀昭 | 9-303 |
児島湖の水質と環境保全対策 | 西平 強 | 9-307 |
森林と水環境
森林は,水源涵養,水環境への栄養源の供給および生物多様性の維持に重要な役割を果たしてきた。しかし,現在,日本の森林は手入れが充分に行われなくなったため荒廃し,その機能を充分発揮できず,大雨等によって土砂災害を起こしたりしている。本特集では,森林の役割の大切さを再認識するため,森林の役割,関わり合いのあり方等についてご執筆いただいた。
(担当編集企画委員 神奈川県環境科学センター 三島 聡子)
日本における森林の役割の変遷と今後の森林との関わり合いのあり方 | 蔵治 光一郎 | 10-320 |
森林による水環境への栄養源の供給とその影響 | 林 誠二 | 10-324 |
森林と河川生物の関わり:とくに細粒土砂流入の影響の観点から | 加賀谷 隆 | 10-328 |
森林の水源涵養機能と土砂流出防止機能による水域の保全 | 恩田 裕一 | 10-333 |
神奈川県の水源河川における水生生物の現状と水源環境保全・再生に向けた取組 | 齋藤 和久,勝呂 尚之 | 10-337 |
微生物燃料電池の研究開発に係る最新動向
微生物燃料電池(MFC)は,微生物の代謝作用により有機物の化学エネルギーを電気エネルギーへ変換させるものであり,排水処理においてもエネルギー回収型の新規処理技術として期待されている。現在のところ,得られるエネルギーはメタン発酵などの嫌気性処理プロセスと比較して小さく,実用化に向けては電力生産能力の向上が不可欠である。より高い性能を発揮させるためには,その原理と反応の推進者である陰極近傍での微生物群集の特性を知ることが不可欠であり,また反応場であるリアクターでの工夫も必要となるが,近年その双方において実用化に向けてのより詳細な知見が収集されつつある。本特集では,微生物燃料電池を取り巻く最新情報を紹介する。
(担当編集企画委員 京都大学大学院 西村 文武)
微生物燃料電池に関する微生物学 | 橋本 和仁,中村 龍平 | 11-348 |
排水処理における電力回収を目的とした微生物燃料電池の原理と特徴 | 池 道彦,惣田 訓 | 11-353 |
微生物燃料電池陰極槽内の微生物生態系 | 木村 善一郎 | 11-357 |
微生物燃料電池における電極および装置構造の進展 | 渡邉 智秀 | 11-361 |
微生物燃料電池の実用化への課題と展望 | 上野 嘉之,渡邉 一哉 | 11-366 |
第13回日本水環境学会シンポジウム
2010年9月8日(水)~ 9日(木)にわたり,京都大学にて第13回日本水環境学会シンポジウムが開催されました。今回のシンポジウムは関西支部により組織されたシンポジウム実行委員会のご尽力のもと,各研究委員会による企画,実行委員会と関西支部による企画,本部企画,京都大学企画による計20セッションが開催されました。参加者数は495名と昨年より増加し,セッションによってばらつきはあるものの盛況でありました。
本特集では,実行委員会によるシンポジウムの総括報告,各研究委員会によるセッション報告,若手研究紹介(オルガノ)セッション報告,年間優秀論文賞(メタウォーター賞)表彰式等をとりまとめました。
(担当編集企画委員 東洋大学 荒巻 俊也)
総括報告 | 田中 周平 | 12-376 |
研究委員会報告 | 12-382 | |
若手研究紹介(オルガノ)セッション報告 | 12-399 | |
年間優秀論文賞(メタウォーター賞)報告 | 12-404 |
■原著論文
直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩(LAS)の水圏生態リスク評価 | 山本 昭子,西山 直宏, 吉田 浩介,山根 雅之, 石川 百合子,三浦 千明 |
1-29 |
扇状地河川における出水時の硝酸イオン流出 ~水の酸素安定同位体比を用いた検討~ |
中村 高志,風間 ふたば | 2-65 |
有明海北東部流入河川の溶存態ケイ素濃度の予測 | 熊谷 博史,田中 義人, 白川 ゆかり,松尾 宏, 金並 和重 |
3-95 |
嫌気性処理水に含まれる溶存メタンの密閉型DHS 装置によるガス化回収 | 大河原 正博,幡本 将史, 西山 桂太,松浦 哲久, 阿部 憲一,珠坪 一晃, 井町 寛之,原田 秀樹, 山口 隆司,大橋 晶良 |
4-129 |
合流式下水道越流水の長期観測と流出解析による汚濁負荷の定量的評価 | 草場 大作,竹谷 究, 藤田 昌一,姫野 修司, 小松 俊哉 |
5-41 |
QuickBird 画像による小流域ベースの土地被覆分類とStepwise 法を用いた河川流出負荷量の算定 | 三浦 真吾,沖 一雄, 松重 一夫,今井 章雄, 小松 一弘,相崎 守弘 |
5-49 |
浸透流が存在しない表層水-土壌系に植栽された大型水生植物が果たす窒素除去促進効果に関する基礎実験 | 中井 正則,丸山 治朗, 村田 知也 |
6-63 |
Microcystis aeruginosa由来凝集阻害誘因タンパク質の同定 | 石藤 慎吾,佐藤 有一, 今江 泰貴,高荒 智子, 佐野 大輔,真砂 佳史, 大村 達夫 |
6-73 |
ポリエチレンフィルムの選択的透過性を利用した脱窒装置の活性汚泥反応槽への適用 | 庄司 仁,植本 弘明, 森田 仁彦 |
7-81 |
ダイオキシン類振とう溶出試験に及ぼす影響因子 | 内藤 了二,中村 由行, 浦瀬 太郎,桑江 朝比呂, 田中 宏明 |
7-87 |
中性子を用いた排水中ホウ素濃度計測器の開発 | 下垣 久, 井野場 誠治, 中井 健二, 延山 政八 |
8-115 |
諏訪湖における藍藻の現存量・種組成変化に及ぼす滞留時間の影響 | 中村 剛也, 本間 隆満, 宮原 裕一, 花里 孝幸, 朴 虎東 |
9-123 |
フルボ酸第二鉄錯体とシデロフォア Desferrioxamine B のリガンド交換速度論に及ぼす二価金属イオンの影響 | 伊藤 紘晃, 藤井 学, 真砂 佳史, 大村 達夫 |
9-131 |
海洋性発光細菌および動物プランクトンを用いた製鋼スラグ溶出水のバイオアッセイ | 三木 理,加藤 敏朗, 楠井 隆史 |
9-141 |
多摩川流域における外用医薬品の実態調査と塩素処理性の評価 | 阿部 晃文,石井 重光 | 10-151 |
塩分によるDHSリアクター内の硝化細菌群の菌叢変化と亜硝酸化の促進 | 竹村 泰幸, 木村 晶典, 阿部 憲一, 名取 哲平, 大橋 晶良, 原田 秀樹, 上村 繁樹 |
10-159 |
森林小流域で測定した比流出量の収斂性の検証 | 尾坂 兼一,乙守 利樹, |
10-167 |
土壌による非イオン界面活性剤の除去とその回収に関する基礎的研究 -土壌に捕捉された非イオン界面活性剤のアルコールによる回収- |
篠原 陽子,杉原 黎子, 山下 伸典 |
12-193 |
無動力撹拌機構を有する新規低コストメタン発酵リアクターの開発 | 小林 拓朗,宇佐見 心, 李 玉友 |
12-201 |
■調査報告
養豚廃水の活性汚泥処理施設から排出される窒素の特性 | 和木 美代子,安田 知子, 福本 泰之,黒田 和孝, 坂井 隆宏,鈴木 直人, 鈴木 良地,松葉 賢次, 鈴木 一好 |
4-129 |
伊豆沼のヒシの栄養塩吸収・溶脱特性を利用した栄養塩濃度制御方法の提案 | 渡部 正弘,小山 孝昭, 佐々木 久雄 |
5-57 |
小笠原諸島の水道原水の水質 ―消毒副生成物生成能を中心として― | 栃本 博,小杉 有希, 小西 浩之,猪又 明子, 武藤千恵子, 栗田 雅之, 矢口久美子,千葉 勇人, 大塚 宏幸 |
11-181 |
■ノート
水質試料中の医薬品と代謝物の同時分析法の開発と適用 | 小野田 優,大久保 豊, 島﨑 大,秋葉 道宏 |
7-97 |
合成廃水を用いたメタン発酵プロセスにおけるプロピオン酸酸化の安定化要因の探索 | 加来 伸夫,打田内 敏和, 長谷川 史乃,上木 厚子, 上木 勝 |
9-147 |
藍藻類Microcystis aeruginosaと珪藻類Cyclotella sp. の増殖に及ぼすN/P比および温度の影響 | 関谷 卓見,竹谷 公貴, 天野 佳正,町田 基 |
11-175 |
■総説
フッ素系界面活性剤の水環境汚染の現況と今後の展望 | 村上 道夫, 滝沢 智 | 8-103 |