水環境健全性指標に関する環境省請負業務とその発展的研究成果
日本水環境学会では、平成16年度から環境省請負事業「水環境健全性指標検討調査」に参画し、それをつうじて水環境を総合的に評価する指標の研究をすすめてきました。
平成21年度から24年度にかけては、水環境の総合指標研究委員会を設置し、学会が果たしてきた「水環境健全性指標」検討の経験を発展させ、水環境の総合的な指標について、その研究レベルの向上や適用対象の拡大、また支部をつうじた普及活動の情報交換などを目的とし、活動いたしました。
以下に、環境省における「水環境健全性指標の開発」の経緯と本学会の関わり、およびその発展的成果を掲載いたします。
環境省における「水環境健全性指標の開発」の経緯と本学会の参画の概要
時期 | 開発内容等 | 本学会の参画 |
---|---|---|
平成16年度 | 水環境健全性指標の概念構築 既往指標に関する調査 |
事業受託者 |
平成17年度 | 水環境健全性指標の基本的な考え方 水環境健全性指標調査マニュアル(試行版) |
事業受託者 |
平成18年度 | 調査マニュアル(案) 試行調査の実施 ※平成22年度まで毎年実施 |
事業受託者 (NSCとの共同事業) |
平成19年度 | 調査マニュアル(案)の精査 水環境健全性指標の活用方法の検討 活用ガイドライン(素案) |
共同事業実施者 (事業受託者:NSC) |
平成20年度 | 子ども版調査マニュアル(案)(3段階で判断) 調査マニュアル(案)-詳細版― (5段階で判断) 活用ガイドライン(案) |
共同事業実施者 (事業受託者:NSC) |
平成21年8月 | 子ども版を下記名称として記者発表 環境省HP“みんなで川へ行ってみよう!”に公開 |
水環境健全性指標検討委員会の構成メンバーとして、指標の名称について意見を提出 |
平成21年度 | 活動ガイドライン(案)の精査 | - |
平成22年度 | 小学校教諭等を対象とした指導者用テキストの完成 活用ガイドラインの完成 環境省HPに『指導者用テキスト』と『活用ガイドライン』を公開 |
共同事業実施者 (事業受託者:NSC) |
環境省ホームページ | 水辺のすこやかさ指標(みずしるべ)「みんなで川へ行ってみよう!」 |
Water Environment Soundness Index (MIZU-SHIRUBE) (英語版:水辺のすこやかさ指標(みずしるべ)「みんなで川へ行ってみよう!」) (本書は、「みんなで川へ行ってみよう!」の原著作者である㈱日水コンから許諾を受けた日本水環境学会が英訳したものである。) |
水環境健全性指標 発展的研究成果
- 公開シンポジウム(2011年3月)(河川整備基金助成事業)
「市民とともに学ぶ水環境の多様な評価~水辺のすこやかさ指標とは?~」 - 要旨集第1部
- 要旨集第2部
- 要旨集資料編
- 河川整備基金助成事業(国民的啓発運動部門)(平成22年度)
「生き物や地域とのつながりの視点をいれた新しい水辺の評価手法の普及」 - 事業報告書(本文、資料1~3)
- 事業報告書(資料4)
- 公開シンポジウム(2012年3月)(河川整備基金助成事業)
「水辺のすこやかさ指標を使ってみよう―生きものや地域とのつながりの視点を入れて―」 - 要旨集第1部
- 要旨集第2部1
- 要旨集第2部2
- 要旨集第2部3
- 要旨集第2部4
- 河川整備基金助成事業(国民的啓発運動部門)(平成23年度)
「生き物や地域とのつながりの視点をいれた新しい水辺の評価手法の普及・活用」 - 事業報告書(本文)
- 事業報告書(資料1~4)
- 事業報告書(資料5~8)
- 事業報告書(資料9~11)
- 水環境の総合指標研究委員会 成果集(2013年6月)
- 成果集分割1
- 成果集分割2
- 成果集分割3
- 成果集分割4
- 成果集分割5
- 成果集分割6
- 成果集分割7
- 成果集分割8
- 成果集分割9
- 成果集(資料編)
- 図書出版「水辺のすこやかさ指標 “みずしるべ“ -身近な水環境を育むために-」 (2016年10月下旬発売:ISBN 978-4-7655-3470-3)
- Water Environment Soundness Index (MIZU-SHIRUBE)
(英語版:水辺のすこやかさ指標(みずしるべ)「みんなで川へ行ってみよう!」)
(本書は、「みんなで川へ行ってみよう!」の原著作者である㈱日水コンから許諾を受けた日本水環境学会が英訳したものである。)