●活動の目的と概要
本研究委員会では,化学物質の影響評価手法としての生物材料を用いた検定手法であるバイオアッセイ(in vivo試験,in vitro試験,in silico評価,その他新技術)および関連するリスク評価に関する研究の推進とその理解・普及のための活動をおこなっている.
日本水環境学会シンポジウムにおける最新関連研究の動向に関するセッション開催のほか,日本環境毒性学会,SETACジャパンとの協力体制により,国内での生態毒性に関する学術支援を継続する。
加えて,国立環境研究所リスク評価科学事業連携オフィス生態毒性標準拠点との連携を強化し,海外動向を注視しながら国内での水環境管理・化学物質管理におけるバイオアッセイの位置づけを深化する様々な活動を支援する.また,近年クローズアップされているマイクロプラスチックの環境影響等、環境影響に関する課題についても調査を進める.
普及活動の一環として,「NPO 優しい水を地球に還す会」の運営に関する支援(バイオアッセイの国内普及活動の一環)も合わせて実施している.
●シンポジウムでのセッション開催状況
第27回(2024)環境にやさしい高分子材料を目指して:バイオアッセイ等による評価(予定)
第26回(2023)プラスチックおよびその由来物による環境リスク(評価の課題と展望)
第25回(2022)水環境における農薬の生態リスク評価の現状と今後の課題
第24回(2021)海産・汽水生物を用いたバイオアッセイによる安全性評価
第22回(2019)水質環境基準(指針)値はバイオアッセイの結果から設定可能か?
第21回(2018)毒性削減評価(TRE)と毒性同定評価(TIE)
第18回(2015)バイオアッセイを用いた環境水・排水評価手法~化学物質の複合影響を考える
第16回(2013)民間企業によるバイオアッセイを用いた排水評価・管理に関する取り組み
第15回(2012)バイオアッセイにおける新規測定技術とその応用」
第14回(2011)生活関連化学物質による環境汚染:その有害性評価手法の課題と展望」
第13回(2010)イムノクロマトグラフィーを用いた水環境評価
●その他の講演会,セミナー,セッション,見学会等
●入会方法と連絡先
個人会員の方は会員専用ページから入会申込が出来ます.
個人会員以外の方は幹事(事務局)までご連絡ください.
- 委員長
-
- 山本 裕史:国立研究開発法人国立環境研究所
- 〒305-8506 茨城県つくば市小野川 16-2 環境リスク研究棟
Tel:029-850-2882
E-mail:yamamoto.hiroshi@nies.go.jp(メール送付の際には@を半角としてください)
- 幹事(事務局)
-
- 新野 竜大:三菱ケミカル株式会社
- 〒100-8251 千代田区丸の内1-1-1
E-mail:tatsuhiro.niino.mp@mcgc.com(メール送付の際には@を半角としてください)