2017年度活動報告
- 1. 研究委員会名
- MS技術研究委員会
- 2. 会員数
- 29名
- 3. 主な活動内容
- 環境中の微量化学物質の分析方法としてはGC/MSが最も広く用いられてきたが,化学物質排出移動量届出制度(PRTR)の確立,POPs条約の批准,EUのRoHS指令等により, 様々な化学物質を精度良くモニタリングする必要性が増加している.
- 近年,PFOS/PFOA 等の有機フッ素化合物(PFCs)や医薬品や化粧品等のパーソナルケア製品に含まれる物質(PPCPs)による水環境汚染が問題視されるなど,これら難揮発性物質の分析では従来のGC/MSに加えてLC/MSが必須の装置となり,更に最近ではTOF-MSが急速に普及している.
- 情報共有の重要性を重視し,2017年度は10回のニュースレターを発行し,下記のセッション,電子シンポジウム(e-シンポ),講演会を開催したほか,その内容を電子ファイルとして,ホームページ上で登録・公開している.
- (1)「第20回(2017)環境汚染物質とMS分析」
- (2)第38回 e-シンポ 「キラル分離」
- (3)第39回 e-シンポ 「質量分析イメージング」
- (4)第40回 e-シンポ 「塩素化パラフィン分析の情報交換会/講演会燃焼起源汚染物の生成と排出」
- 4. 今後の予定
- 日本水環境学会関西支部,日本環境化学会,日本大気環境学会,日本質量分析学会,日本環境ホルモン学会,廃棄物資源循環学会との間でMS分析,環境分析,情報関連分野との交流を継続します.
- 各支部の活動における環境微量分析の分野でMS技術研究委員会が側面的な援助をします.2019年に京都で開催される第39回International Dioxin symposiumについて,運営や準備に関して,側面的に援助します.
- 研究委員会シンポジウムを成功させるために,講演会,勉強会など,日常的な情報交換会をオンライン,オフラインで継続します.
- 情報の共有化と電子ファイル化の実現に向けて,さらに努力いたします.
- なお,9月開催予定のシンポジウムでは,「MS技術を使った環境微量化学物質の追求」のテーマで,口頭6題,ポスター20題程度の発表を予定している.また,電子シンポジウム(e-シンポ)を年3回程度の開催を予定し,最新の課題について討議するとともに,メーリングリストによる情報交換を継続します.
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・Webサーバー:
http://ee-net.ne.jp/ms/
・メーリングリスト:
http://ee-net.ne.jp/mailman/listinfo/ms-l_ee-net.ne.jp/
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・水環境学会シンポジウムへの参加
・電子シンポジウム(e-シンポ)の開催(年3回)
・水環境学会年会での発表
・Webサーバー設置による情報発信
・水環境学会関西支部との各種セミナーの共催・協力
・日本環境化学会との各種セミナーの共催・協力
・幹事会を随時開催(年に4回程度)
・International Dioxin symposiumの協力
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