公益社団法人 日本水環境学会
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2021年度活動報告

1. 研究委員会名
湿地・沿岸域研究委員会
2. 会員数
56名
3. 主な活動内容
9月の第24回日本水環境学会シンポジウム(オンライン)では,「流域から湿地・沿岸域の動態・保全・再生と東京湾のいま」と題するセッションを開催し,特別講演「台場周辺海域における雨天時越流水による糞便汚染の評価と予測(古米弘明氏)」,「東京湾における長期的環境変化と運河・港湾域における自然再生の可能性(古川恵太氏)」を開催した.
研究委員会の情報発信力強化のためのフィールド紹介動画公募を行い,一件助成した(広湾紹介動画).HPに掲載予定である.
本研究委員会を中心に議論してきた内容を発展させ,環境研究総合推進費「4-1801特定外来種オオバナミズキンバイの拡大防止策と効果的防除手法の開発」を実施している.また,JSPS二国間共同研究「泥炭堆積物の輸送力学の確立」を実施中.
4. 今後の予定
湿地・沿岸域研究委員会のHP(http://engan.web.fc2.com/index.html)の充実化を図っている.水環境学会シンポジウムおよび年会で企画した研究委員会主催の見学会の様子をアップデートすることで,より市民のみなさまにも親しんでいただけるコンテンツの提供を進めるとともに,研究会活動を広く周知する.さらに,委員の研究活動を紹介するページを作成する.令和2年度,3年度は研究フィールドの紹介動画を募集し,掲載した.湿地・沿岸域の魅力・研究内容の発信をさらに高めていきたい.
9月の第25回シンポジウムでは,「湿地・沿岸域の今と未来」をテーマにした研究発表を検討している. 公募に加えて,主催校周辺地域の研究や第一線で活躍されている研究者に特別講演を依頼することで,ブルーカーボン,気候変動,閉鎖性水域栄養塩管理,藻場の再生に焦点をあて,議論を展開する.また,葛西臨海公園西なぎさで9月8日に見学会を予定している.
年会時の研究委員会(見学会)では,研究者による話題提供に加えて,本委員会所属メンバーの研究フィールドの見学会を実施することで,研究発表を聴くだけではなく,実際にその現場を見て,実感して,議論しうる場を提供していきたいと考えている.研究集会の提供話題に関してはNews letterとして,また見学会時の体験談をコラム風にして本委員会HPに掲載し,人の関心を惹きつけるような委員会活動へと展開していきたい.
湿地・沿岸域研究委員会として共同研究を推進すべく,鹿島学術振興財団への申請を検討する.
若手研究者によるオンライン講演会を企画する.
[参考] 湿地・沿岸域研究委員会URL:http://engan.web.fc2.com/
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